今となっては笑って話せる出来事ですが、この日は朝からいろんなことがありました。
食べ過ぎた生牡蠣のこともすっかり忘れて気持ちよく寝ていた私ですが、胃のむかつきで目が覚めてしまいました。
時計を見ると3時半。
生牡蠣は大好きなんですが、これまでに2回、生牡蠣にあたってたいへんな思いをしたことのある私。
食べ過ぎなきゃ大丈夫だと思って4個ぐらいにしておこうと思っていたのですが、ついつい…
もしかして、牡蠣にあたってしまったんだろうか…
心配してくれた友達の、「お医者さん呼ぼうか?」に、髭を生やしたフランス人のドクターを想像したりなんかしながらも
マジで最悪のことを考えていました。
しかししかし、薬を飲んで何度もトイレに行っている間に気分はだんだんと良くなってきて、
8時過ぎには、ホテルのレストランでフツーに朝食をとっている私がいたのでした。
友達には本当に迷惑をかけてしまいましたが、まずは、めでたしめでたし、でした^^
朝食を終えて、荷物をまとめてチェックアウト。
ホテルのレセプションの女性に、空港バス乗り場に行くためにタクシーを呼んでもらうことにしたのですが、
タクシーが混み合っているのか電話がつながらないのか、タクシーを呼ぶのにかなり時間がかかるらしい。
地下鉄かバスで行く方法もあると言われてこれまたビックリ!
だって、大きなスーツケースを持って地下鉄・バスで移動だなんてありえないでしょう!
外に出て、ホテルの前をタクシーが通るのをしばらく待っていたのですが、
ホテルのスタッフにサン・ジェルマン大通りまで出てタクシーを捕まえた方がいいと言われ、
「メルシー!」とお礼を言って、荷物はホテルに預けてタクシーを捜しに行ったのでした。
今考えると、どうして私たちがわざわざタクシーを捜しに行かなきゃならなかったんだー!
「メルシー」だなんて言わなくて良かったんだー!と思ってしまいますけどね^^
そして、サン・ジェルマン大通りに出てタクシーを捕まえようとしたのですが、
見つけたタクシーには必ず誰かが乗っていて、「あぁ~また乗ってるわ~」とため息ばかりが続きました。
一台の空車のタクシーを捕まえるのに30分以上はかかったと思います。
なんとかタクシーを捕まえることができ、ホテルに寄りスーツケースを乗せて、モンパルナス駅の空港バス乗り場へ向かいました。
ふぅ~これで一安心!予定より一本あとのバスになるけど十分間に合うわー
とほっとしたのもつかの間、モンパルナス駅に着くとバス停にはたくさんの人が並んでいました。
「何事??」 と思っているとバス係のような男性が近づいてきてタクシーの運転手さんに何か言っている。
フランス語なのでなんだかさっぱりわからない!でも表情や雰囲気からいいことではないことは想像できました。
今度は英語を話せる年配のフランス人男性がやってきた。
友達がやりとりしてくれて、やっと状況を把握できた。
今考えると見ての通りだったんだけど、バスがいっぱいで乗れないよ!ってことだったんです。
そこからは、さっきの英語を話せる年配のフランス人男性とその方の奥さんが私たちのタクシーに乗ってきて、
一緒にシャルルドゴール空港へ向かうことになったのでした。
ふぅ~いろいろあったけど今度こそ一安心!
タクシー料金も4人で割れば安くつくし良かったわー なんて思っていたのですが、
このご夫婦とタクシー運転手さんとの間で、かかった料金を全額払うから相乗りさせて欲しいという話ができていたようでした。
モンパルナス駅からシャルルドゴール空港までのタクシー料金は、たしか50ユーロ弱だったような。
2組で割れば安かったのにね。
ちなみに私たちを空港へ無事運んでくれたタクシーの運転手さん、めちゃ男前でした~^^
ふぅ~空港へ着いてしまえば一安心!と思ってチェックインカウンターへ向かうと、またまたそこにはすごい人が。
インターネットチェックイン済みの列を捜すのにも一苦労しました。
平日なのにこんなに飛行機で移動するする人たちがいるんだろうか?
中には大きなワンちゃんを連れている人もいるし、とキョロキョロしながら列に並んで順番を待ち、
やっとスーツケースを預けることができました。
実は、ここでやっと心からラッキー!と思えることがありました。
空港で預ける荷物には重量制限があるんですが、私は絶対にオーバーしている自信があったので、
クレジットカードを持って追加料金を払う準備をしていました。
が、しかし、カウンターのお姉さんは何も言わず、私のスーツケースはそのまま奥へと運ばれて行きました。
エールフランスの重量制限は23キロ未満。23キロ以上32キロ未満だと100米ドルの追加料金が発生するそうです。
私のスーツケースは27キロ弱だったんですけどね^^ラッキーでした!
荷物を預けて、やっとやっと本当にほっとして時計をみると、まだ出発の2時間前!余裕で買い物もできました^^
帰りの飛行機の中では、いろいろとあったけど私たちいろんな意味でラッキーだったよねーとこの日のドタバタを振り返っていたのですが…
ここからが大事です!
これは帰国してわかったことなんですが、
12日にフランスで起きたストライキ、私たちは12日だけだと思っていたんですが、実はその後も続いていて、
私たちがホテルを発った14日は、地下鉄やバスは通常運行に戻ったものの、地方へ行く鉄道や空港へ行く高速鉄道RER・B線は引き続き間引き運転されていたそうなんです。
つまり、
だから、タクシーを捕まえるのがたいへんだったんです。
だからモンパルナス駅の空港バス乗り場が混んでいたんです。
だからシャルルドゴール空港が混んでいたんです。
な~んにも知らなかった私たちです^^
フランス・ストライキで検索するとたくさん記事がでてきますよ。
フランスはストライキの国なんだそうです。 数ヶ月に一回のペースでやってるそうですよ。
パリに行くときは、スリにも気をつけなきゃいけないけど、ストにも気をつけなきゃ!ですね^^
いろいろあったけど、今回も楽しい旅行でした^^
パリ・ロンドンで出会った人たち、楽しい時間を共有できた友達、快く送り出してくれた相方、
そして、寂しい思いをさせてしまったけれどずっと私の帰りを待ってくれていたなっちゃん&あっくんに感謝です。