忘れられない宿『ぼちぼちいこか増毛舘』

美瑛の丘をレンタサイクルで駆けめぐり、十勝温泉・三余庵で贅沢な時間を過ごした去年の夏旅
帰りの飛行機の中では、「来年のGW旅行(つまり今年のGW)も絶対に北海道に行こうね!」って話が出来ていました。


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そのあとすぐにおおまかなプランを立てたのですが、1週間も経たないうちに、「GWの北海道もいいけど、雪に覆われた冬の北海道にも行きたいっ!」って気持ちがふつふつと沸いてきたのです。


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そうして実現したのが先月の北海道旅♪
私たちが訪ねた増毛町は北海道の北西部にある海沿いの小さな町。
高倉健さん主演の映画、『駅STATION』のロケ地としても有名です。
冬の場末の小さなお店に、おかみ(倍賞千恵子)と高倉健さん。
そこに八代亜紀の「舟歌」が流れるくるあのシーンは忘れられませんよね。

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札幌で1泊した翌日、冬のローカル列車の旅を楽しみながら留萌線の終着駅・増毛駅に着いたのは定刻よりも少し遅れた18時前。


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暗闇と降りしきる雪と無人駅。 そこには終着駅にふさわしい、なんとも言えない哀愁が漂っていました。


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駅を出てすぐのところに映画で使われた『風待食堂』があり、まるでその映画『駅STATION』の中に迷い込んだような感覚になりました。


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雪明りの中に浮かだノスタルジックな町・増毛。
時間を忘れて写真を撮りまくった私と相方。
明るい時間に到着していたら、この感動は味わえなかったと思う。


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この日の宿、『ぼちぼちいこか増毛舘』は、『風待食堂』の斜め向かいにありました。
大阪出身のご主人と東京出身の奥さんが経営されている『とほ宿』です。
今回の宿探しで初めて『とほ宿』という文字を見た時、『とほほ~』な感じの宿を自虐的に表現しているのかな~と思ったのですが(笑)そうじゃなかった。
『とほ宿』には、ドミトリー(男女別相部屋)の部屋があって、宿泊客同志が交流しやすいフリースペースがあって、そしてアットホーム&リーズナブル。
まだ利用したことはないけどYHのような感じの宿なんだそうです。

宿の外観です。^^ 撮り方が悪かったせいでこんな「とほほ~」な感じの写真になってしまいましたが、もう少しちゃんとしています。(笑)


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「古い建物」も、言い方を替えれば、「歴史を感じる建物」?
昭和7年築の建物で、映画「駅STATION」の撮影にも使われたそうですよ。


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宿の近くにあった雰囲気がある居酒屋。 「夕食のあとでちょっとだけ寄ってみようか…」って言っていたんですが…。


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宿の1階にはお洒落なカフェがあります。


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チェックインはそのカフェ『海猿舎』で。


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私たちの部屋のノスタルジックなドア。


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そして部屋の中は…、古い、いや、歴史を感じました。(笑)
すきま風が入らないように窓がビニールで覆われていたのにはビックリ。


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談話室もあります。 ほら、窓にビニール。


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夕食の前に近くのホテルに併設されている温泉に入って来ました。 (送迎してもらえます)
このホテル『オーベルジュましけ』は、有名シェフ三國清三監修のオーベルジュ。
三國清三さんはここ増毛町の出身なんですよ。
となると、と~っても素敵なホテルなのでは?と想像してしまいがちですが、残念ながらそうじゃないのです。

実を言いますと、増毛で宿泊可能だったのは、『ぼちぼちいこか増毛舘』と『オーベルジュましけ』だけだったんです。
寒さが厳しく積雪も多いこの地域の多くの宿やお店が、冬季(11月から3月ぐらい)は休業していたのです。
『オーベルジュましけ』の温泉はトロトロしてとっても気持ちが良かったけど、宿としては『ぼちぼちいこか増毛舘』を選択して正解でした。^^

宿に帰ってお楽しみの夕食♪
他のお客さんとのふれあいも楽しみにしていたことの一つだったのですが、この日の宿泊者は私たち2人だけ。
夕食には途中からご主人も参加されました。 これも『とほ宿』のルールなのかな?


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ご主人が住んでいた大阪・十三の話や、旅の話、増毛の話などなど、話題が尽きることはありませんでした。


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北海道名物にしん漬け。 これは近所のお寿司屋さんのものらしいです。
あの時の味を思い出して、ネット注文したくなりました。


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冷え切ったグラタンに冷え切ったミンチかつ。 でも何故か美味しく感じるのです。^^


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このたこのから揚げも冷え切っていたけど、とーっても美味しかった!


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高い料金の宿だと、ついついこちらのチェックも厳しくなってしまうのですが、
安い宿は不衛生でない限り、「安いし、まぁ、いっか…」とおおらかな気持ちになってしまいますね。

ちなみに宿泊料金は1泊2食付で1人あたり4,900円。
素泊まりは3,000円で、夕食:1300円、朝食:600円で追加できるそうです。
それと、冬季は暖房費が1人400円かかります。 

追加で注文したたこしゃぶは1人前400円だったかな…


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ビール党のご主人が、美味しいビールの飲み方(美味しい泡の作り方)を教えてくれたり、


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写真はないけど、最後の白ご飯と甘えびのお味噌汁もとっても美味しかったですよ。^^

夕食のあとギターの弾き語りライブが始まりました♪
曲は、『花 (~すべての人の心に花を~)』と、『風に立つライオン』♪


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訳アリで1000円だった富良野ワイン。 


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おつまみはタダです。


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朝食はカフェ『海猿舎』で。


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ちなみに朝食にもご主人が参加されます。^^
朝食は600円だったはず。 こんなに豪華で利益あるの~と心配になります。


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窓際のイカのオブジェ。 友達からの開店祝いだそうです。


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奥さんが丁寧に入れてくれた珈琲(別料金)を飲みながら、残り少ない宿での時間を楽しみました。


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あの旅から1ヶ月近く経つけれど、「増毛、良かったよね~ あの宿、面白かったよね~」と何度も夕食時の会話の話題になっています。
私たちも楽しかったけど、一番楽しそうにしていたのは宿のご主人だったような…。^^

『とほ宿の会』のHPにはこんなことが書かれています。

『とほ宿の宿主はみんな今も現役の旅人です。地元の情報はもちろんのこと、遠く離れた土地のことを、まるで我が庭のように語る宿主も大勢います。ライダー、チャリダー、鉄道の達人などなど、そのルーツは千差万別ですが、みんな人が好き、今も旅好きという点では共通しています。宿主との出会い、そしてたまたま同宿したほかの旅人との語らいは「とほ宿」ならではの魅力です。
あなたが楽しそうだと思う宿へ足を運んでみてください。素敵な体験や出会いが待っています。』


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翌日は、『ぼちぼちいこか増毛舘』とは180度違う、ゴージャスな『しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌』に泊まったのですが、
宿によって、全く違う旅になってしまうんだな~と改めて実感。


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「どっちの宿が良かった?」って聞かれたら、もちろん「どっちも良かった!」って答えますよ。^^


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by halftone26 | 2015-02-06 14:58 | 北海道冬旅・増毛へ | Comments(0)

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